非常にクオリティの高い EC CUBE を提供されていることに
感動しております。

貴社が公開されている EC CUBE を利用させていただき、
ASP（アプリケーションサービスプロバイダー）として
サポートをするビジネスを考えております。

GPLライセンスの EC CUBE を利用した際、
カスタマイズ部分についてソース公開する
必要があるのでしょうか？

GPLについて調査したのですが、
ASP形態でサービス提供する分には、
頒布にあたらないのではないか？という結論に達しました。
（GPL Ver2の場合）
機能を提供しているのであって、
頒布をしているということではないように考えられるからです。

GPL Ver3 でASPに対するGPLについて
「盛り込まれそう」であるということがあるそうです。
つまり、現時点で適用されている、GPL Ver2 では
ASP形態では頒布にはあたらないことを示している解釈致しました。

以下は盛り込まれそうだという内容の記事です。
http://opentechpress.jp/opensource/article.pl?sid=06/08/16/026213

GPLは解釈に幅があり、過去の事例も豊富とはいえません。
私自身もGPLについての知識は乏しいため、
質問が変かもしれませんが、
同様のことを考えている方もきっと居られると思いますので、
お考えをお聞かせください。

ゲスト様

お世話になっております。株式会社ロックオンの岩田です。


GPLの解釈に関してのお問い合せ、誠に有り難うございます。
仰せの通り、GPL v2では、ASP（SaaS）としてご利用なされる場合には、
頒布の義務が無いことが一般的な解釈となっております。

弊社でも、過去に顧問弁護士と協議の上、現在のGPL v2では、ASPでの利
用に対してソースコード再配布の義務を課すことは難しいこと。
しかし、新たなライセンスの制定や、一般的ではないライセンスを採用
することは、オープンソースの発展のためにも好ましくないという結論
に至りました。

この点に関して、EC-CUBEオフィシャルサイトにて、不適切な文言がござ
いましたので、下記の通り、改めさせていただきました。
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■GPLライセンスについて（一部抜粋）
【旧】
※ 本ライセンスにおいて、インターネットサービスプロバイダ（ISP）
が、EC-CUBEを使用した Webホスティングサービスを顧客に提供する場合
には、顧客にEC Cubeソースコードにアクセス権を付与する必要がありま
す。

【改】
※ 本ライセンスにおいて、インターネットサービスプロバイダ（ISP）
やASP事業者が、EC-CUBEを使用したサービスを顧客に提供する場合、顧
客にEC-CUBEソースコードにアクセス権を付与いただくことを推奨させて
頂きます。
（ただし、アクセス権付与及びソースコードの頒布の義務はございません。）
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この度は、お手間をおかけしてしまい、大変申し訳ございませんでした。
深くお詫び致します。
今後とも、EC-CUBEのご利用、及び発展へご協力いただきますよう重ねて
お願い申し上げます。


------------------------------------------------------------
LOCKON CO.,LTD.　SUSUMU IWATA
【LOCKON】 http://www.lockon.co.jp/
【EBiS】 http://www.ebis.ne.jp/
【EC-CUBE】http://www.ec-cube.net/
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岩田　様

本記事を投稿したゲストです。
ハンドルネームか名前を名乗った上で、投稿するべきでした。
大変申し訳なく思っています。

岩田様が返信された文を拝読し、
GPLについて誠実に取り組んでおられる、
貴社の姿を感じ取ることができました。

形は様々とはなりますが、
コミニュティの発展に貢献できるように、
私自身考えていきたいと思います。

ご返信ありがとうございました。